大きい規模の会社さんになると、監査のときに出荷基準か検収基準かどちらが売上の認識基準として合理的か議論になることが多いようです。
抽象的な表現で恐縮ですが、売上の認識基準としては「それ以降、返品などの例外処理が発生する危険性が少ない」段階まで取引がすすんだ段階をもって売上の認識基準とするケースが多いようです。
私が監査にいってるメーカーさんでも、「コンシューマー向けの小さい部品などは、返品が少ないので出荷基準。据え付けが必要な精密機器については、性能保持が必要なので先方の納得を得られた時期である検収基準」というふうに使い分けているところがあります。
杓子定規に決めるのではなく、実態にあわせた判断を行いたいものです。